小豆島は瀬戸内海のブルーとオリーブのグリーンが鮮やかな島。今回は坂手港から巡ります。
香川県と岡山県の間にある小豆島は、瀬戸内海の島のなかで淡路島に次いで2番目に大きく、橋がないためフェリーでしかアクセスできないちょっとした隠れスポットです。
それにもかかわらず、古い醤油蔵が立ち並ぶ通りやオリーブガーデンなど、この島には旅行者を惹きつけてやまない魅力があります。
今回は神戸〜小豆島〜高松を結ぶジャンボフェリーが入出港する坂手港から、島の東半分をメインに旅してみました。
- ジャンボ(ニャンコ)フェリー
- 関西方面からは神戸からジャンボフェリーに乗船。夜行便は6時間30分、昼行便は3時間20分で小豆島に到着です。
坂手港
ジャンボフェリーはこの坂手港に到着します。小豆島にはいくつか港があり、高松からは土庄港や池田港に入るフェリーも多いです。
島内の移動は小豆島オリーブバスかタクシーを利用することになります。MAP
- オリーブバス
- 坂手港から土庄港方面行きバスに乗り、醤の里エリアにある丸金前停留所で下車。次のスポット、二十四の瞳映画村行きの田ノ浦映画村線は、早朝のバスがないため、先に醤の里に行くのがおすすめです。
醤の里
醤の里(ひしおのさと)は佃煮工場と醤油蔵が立ち並び、真っ黒な板張りの壁が印象的なエリア。
マルキン醤油記念館では醤油の生産過程をかなり奥深くまで学べます。名物の醤油ソフトクリームもあります。
マヨラーならぬ醤油ラー(?)にとっては見逃せませんね。(入館料:大人¥210、小人¥100)MAP
- オリーブバス
- 田ノ浦映画村線のバスに乗車し、終点の映画村停留所で下車。
二十四の瞳映画村
壺井栄作の『二十四の瞳』は、第二次世界大戦の時代に生きた女教師と児童たちのふれあいを描いた小説で、これまでに2度映画化されました。
ここ映画村には昭和初期の雰囲気が再現され、昔の街並みや鯉の泳ぐ水路やひまわり畑に囲まれて、ノスタルジックな気分に浸ることができます。
岬の分教場から瀬戸内海を見渡せば、気持ち良い風がそっと顔をなでてゆきます。(岬の分教場セット券:大人¥880、小学生¥440)MAP
- 渡し船
- 二十四の瞳映画村近くの桟橋からは渡し船が出ており、これに乗ればオリーブ公園近くのオリーブ・ビーチまでたった10分ほど。運行状況は二十四の瞳映画村のサイトで確認できます。(乗船料:大人¥500、小人¥250)
- または
- オリーブバス
- 船が苦手な方は先ほどの田ノ浦映画村線のバスに乗り、オリーブ公園口停留所で下車。
- 徒歩
- ゆるやかな坂道を少し登るとオリーブの木々が見えてきます。
小豆島オリーブ公園
小豆島は日本で最初にオリーブ栽培に成功した場所です。
ここはオリーブ栽培が盛んな地中海沿岸、ギリシャ風の雰囲気漂う公園で、瀬戸内の自然の恵みが体で感じられます。
オリーブの木々をくぐり抜けて公園内を登って行くと、オリーブの歴史や文化を紹介する記念館があります。ここからの景色も最高。MAP
- 徒歩
- オリーブ記念館から少し歩いて下ります。
ギリシャ風車
白く優美な姿がひときわ目立つ風車は小豆島のランドマークです。
箒にまたがりジャンプして写真を撮れば、誰もが魔法使いになれます。箒はオリーブ記念館で借りられますが、事前に脚を鍛えておくと良いかもしれません。MAP
小豆島は実際に歩いてみると結構広いので、あちこち行くなら最低2日はほしいところ。
シーズンによっては島内のホテルの予約が取り辛いですが、高松からはフェリーの本数も割と多いので、高松に宿泊するのもありです。
- フェリー
- 坂手港のジャンボフェリー以外に、小豆島の草壁港、池田港、土庄港から高松行きのフェリーが出ています。